封魔




オベリスクの一隅に

囚われた悪魔が一体



悪魔を拘束するもの

それはヒトの白き腕



背中から抱きこまれ

後から耳をねぶられ

左手で胸を責められ

右手で・・・られる



「は、は、あっ。ラ、」

「もう限界ですか?」

「もう、駄。・・・あぁ!」

「まだまだ、ですね」



残酷なまでに優しく

非道なまでに激しく

悪魔を追い詰める人

甘く叫ばされる悪魔



「ここ、弱いでせう」

「うぁ。や、やめて」

「もっと、感じて…」

「あ!あああぁぁっ」




甘い声を上げ、喉をひくつかせ、身体を震わせる悪魔を嬉しげに見ながら、
人は悪魔の背に生えた突起物を更に執拗に舐めあげた。
そして、その間も人の手は、悪魔の胸と、もう一つ悪魔の股間から生える突起物を、
緩急をつけて、愛撫し続ける。


既に人はこの悪魔の身体の隅々までを愛しつくしており、
どこが悪魔の弱点であるかを知りつくしているようだった。
それでも、悪魔は何度もこの残酷な人の手から逃げ出そうとしたが、
その度に耳元で呪いをかけられては身体が動かなくなるのだ。



「愛しています。どこにも行かないで。僕を感じて。僕だけを感じて。ここにいて」



やがて悪魔の腰を上げさせ、ぬるりと悪魔の身の内に人の突起物が入り込むと、
悪魔はひっと息を呑み、唇をかみ締めて耐えるが、それを咎めるように人は悪魔の顔を横に向けさせ、
深く深く口づける。そして悪魔が陥落するまで、人は悪魔のように優しい愛撫を続けるのだ。


「あ、あぁ、お、願い」
「どう、したいのですか。愛しい貴方」
「動い、て」
「動いて、いますよ」
「ちが」


じっと深く穿たれたまま、角を舐め上げられ、胸を摘まれ、根を擦られて。
終わらされぬ地獄に悪魔が息も絶え絶えに吠え、狂ったように頭を振る。


「感じて、くれているのですね」
「助け、て」
「僕が、欲しいですか」
「欲し、い」
「僕だけが、欲しいですか」
「お前、だけが、ホシ、い」


その言葉に白磁の肌を持つ人は、微かに頬に朱を走らせ、幸福そうに口角を上げた。


「では、あげましょう」


言うなり激しく突きこまれる衝撃と快感に悪魔の身体がガクガクと震える。

過ぎる快楽から無意識に逃げようとする身体に白い腕がするりと周り、
裏切りを責めるかのようにきつく抱きすくめる。


「逃がしませんよ」


突き上げながら、そう耳元に告げると、悪魔の身体がヒクンと震えた。




そして
深く深く突き入れられ
絶頂に押し上げられた悪魔の瞳に映ったのは


召喚師の白く美しい指と




――― 鈍く光る細い銀色の物体














「もう貴方は」



――― 僕の、ものです
























封魔、完了







Ende


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何が「きっかけ」だったのだらう。