ティアマット 6



暗闇に、キン、と光が走り、ガシャガシャと鎖と枷が崩れ落ちる。

突然に四肢の拘束が除かれ、支えを失ってぐらりと倒れ掛かるウリエルを支えた腕の持ち主は、
そのまま天使に口付ける。

「ん」

甘い舌の動きと共に、口内に入れられたのは、癒しの玉。
口の中でふわりと溶けたその宝玉は、血を流し続けていた大天使の傷を全快した。

「主、様?」
唇を解放されたウリエルは、己を抱き締める主を呆然と呼ぶ。

「・・・その呼び方だとさ、俺だかルイだか神だか分かんないから」

ここからは、お前が知ってる俺の名で呼んで、と囁く声に。

「・・・はい。シュラ、様」

と、震える声でウリエルは言葉を返した。



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どうしてこんなに短いのかといいますと・・・