Deadmen 6






「ど、・・・ぅんっ・・・」

その、忌名の続きを、音にさせぬように、口付けて。

光と闇を注ぎ注がれながら、じわりじわりと、愚かな下僕達(deadmen)の身に忍び寄るのは混沌の闇。




ああ

そして、今日もまた
私は、貴方に、
ワタシは、アナタに、

殺される。


貴方を抱くのは私ではない。
アナタが抱くのはワタシじゃない。



それでも、いい。
「愛して、おります。我が、主」


それでも、いいさ。
「愛してるよ、シュラ」




こうやって、私達はDeadmanとなって。

少しずつ。切り刻まれて。殺されて。揺らされて。



愛しい、混沌(あなた)へと、呑みこまれて、いくのだ。





Ende


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