その後 ぼくは 二度と、 その 夢のような 庭に 行くことは ありませんでしたが 時々、 その日の ことを 思い出しては 自分の 指で 四角い 窓を 作って、 のぞき込むように なりました。 たしかに、 ぼくの 青い 窓の 中に 見えたのは、 シュラ様に 間違いないのに。 ・・・こんなに ぼくは シュラ様の お傍に 居て、 毎日 お会いしているのに。 どうして、 あの時 “ も う 二 度 と 会 え な い 、 大 切 な 人 ” が 見 え る と 、 シュラ様は おっしゃったのだろう・・・ そう 何度も 何度も 不思議に 思いながら。 Ende ←back 魔界top |