Auf Flügeln des Dämons おまけ その1


来るな、って、言ったぞ。俺。

もう、お一人で立てもしないくせに、何をおっしゃっておられるのですか!

・・・。

無茶を、なされましたね。先に帰ったケルベロスから事情を聞いてどれほど、心配したか。

・・・お前、こそだ。リン。

何のことを?

神域に入っただろう。もうお前ほどのレベルになったらキツイって、言ったのに。

大した傷ではありません。・・・貴方の負った傷に比べれば。

これぐらい、魔界に戻って、調整、すれば、何とか、なる。

私が申し上げているのは、そちらの傷のことではありません。

・・・。

・・・良かったの、ですか。

何が?

あの者、お連れにならなくとも。

ああ、いい。アイツはちゃんと愛してくれる人たちが、居る。

・・・。

それが分かってたから、わざと腕を出してくれたんだろ、お前。

(それだけでは、無いの、ですけれどもね)

・・・っ。

主、様。・・・御身体、が。

悪い。ちょっと、頼む。・・・っ、きつ。

では、失礼を。抱き上げさせていただきます。


(まだ、御力が安定しておられないのに。無理やりに融合させて御帰還される、とは。
それほどに、あの者を守りたかった、のですか。記憶が無くとも、それ、ほどに。
でも・・・あの男は、いつも、こうやって・・・貴方の毒にしか、ならない)


主様は、渡しません、よ。悪魔召喚師。

・・・ん?何か、言った?

いいえ。もう、そのままお休みになってください。起きているのもお辛い、でしょう。

悪い。じゃあ、そう、させてもらう。ありがと。リン。

いいえ。どうか、ゆっくり、お休みなさいませ。

うん。・・・お休み





Ende

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後書き反転

えー。ライドウを振り切る為に、かなり無理しちゃった主様なので。(本当はもっと長く湯治予定)
先に強制送還されたケルベロスに話を聞いて、居ても立ってもいられなくて迎えに来ました。
まず神域に行って、居ないことに気付いて主の気配を必死で探し回った模様。
現状でかなり魔に傾いているので、神域に入って多少はあちこち怪我をしています。
それでも主にもたれてもらったり、抱き上げさせてもらうのに、何の支障も無いらしいどころか
当然ながら大歓迎の彼です。
いや〜まだ書いていないネタですが、実は色々ありましてですね。
今のままでは絶対に主様との仲は認めません。何だかもう恋敵飛び越して、小姑状態の彼。
とりあえず、がんばれライドウさん。