バレンタイン 2011 01



(なあ。あのこ、可愛くね?)
(ああ、うん。あそこにずっと立ってる細身の子だろ。俺もさっきから気になってて)

気象庁も慌てるほどの大雪になったホワイト・バレンタイン。
駅前には予想外の天候の影響で足止めをくらった人々が右往左往。

(バレンタインだもんなぁ。彼氏待ちだろうけど)
(に、しては長いこと待ってるぞ。大雪で来れなくなったとかじゃね)

白いショートコート。白いミニスカートに、白いロングブーツ。
背景の雪に埋もれるように。どこか困ったように誰かを待つ風情の女の子。

(お、俺、ちょっと。声かけてみるー)
(え。おま、ずるい!抜け駆け!!)

その頼りなげな、所在なさげな儚い雰囲気にうっかり騙されて。(騙されて…?)
競い合うように駆け寄って、勢いに任せてナンパしようとした少年たちは。

「いて、いてててっ!」
「なっ!おい!!何するんだよ!!」

女の子の手首をつかみかけた腕を、捻り上げられて悲鳴をあげて。
怒りながら、慌てて振り向いたそこに居た「何か」に絶句、した。

なぜなら、そこには、




分岐します。多分これだろう(←オイ)ってのを選んでください。



A:短い黒髪の少年が、にこりと迫力のある笑みを浮かべていた。

B:上から下まで黒ずくめの、寒気がするほどの美少年が冷たくにらんでいた。

C:黒いロングヘアの可愛い女の子がもう一人。小悪魔っぽく微笑んでいた。

D:真っ赤な服の、でっかい外人が青い瞳ですごんでいた。

E:長髪を頭頂部で一つにくくったナイフのような視線の少年が無言で立っていた。



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★言い訳としか言いようの無い言い訳!

ツイッターで唸っていたんですが。ライドウさんが拗ねましたwww
(ピクシーたんは許してもらえたんですが、他の人達がちょっと・・・)

ライドウさんの眼を盗んでこっそりアゲてるかもしれませんので、期待せずまた覗いてください。