枷 4



永い眠りにつかれる前の日、

貴方は、私の指の枷を はずしに、来られた。




ちょっと、見に行きたいところがあるんだ、と。

しばらく帰って来れないと思うから、この国の管理、頼むな。と。

いつものように、笑って。





何も、これを はずされなくとも、と、渋る私に。

そういう契約だろ、と。



(いくらなんでも俺の留守中は、枷、はずすぞ。餌ぐらい自分で採れよ)



そう、いえば、と、思い出し。

もう、一つも、覚えてるか?契約、と、拗ねたように、言われて。

はい、と。

愚かな私は、答えたのだ。




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