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ふと、気付くと、そこは 暗くもなく、明るくもなく、寒くもなく、暑くもなく 色も無く、音も無く、香も無い 何も 「 無 い 」、部屋 快でも、不快ですら 「 無 い 」、場所 どうやって、ここに来たのか。いつから、ここに居たのか。 戸惑う俺に、先ほどの答えが返る。 「オレは、カイだよ」 「カイ?……何のカイ?」 何の、とは。思えば、唐突な疑問。でも俺たちはお互いに解ってる。多分解ってる。 だって、俺たちは、同じモノだ。 「くす。……何のカイ、だと、思う?」 「……」 「怪物のカイ?快楽のカイ?戒律のカイ?塵芥のカイ?世界のカイ?悔恨のカイ?」 迷う俺に、楽しそうに選択肢が滔々と並べられ。 やがて、俺と同じ姿をした彼は、ゆっくりと請うた。 ね え 、 あ て て み て 。 「破壊の、カイ?」 「解答の……カイ?」 「…… k e i n(カイン) の、カイ?」 ←back ボルテクスtop 分岐します。お好みの理へどうぞ。 |